2012年11月15日

パフォーマンスタイム 栄養系編



パフォーマンスタイムなんて「ほこ×たて」をパクって書きましたが、パフォーマンスなんて言うほどカッコいい文章が書けるはずも無く・・・。
栄養系の特徴、長所、短所を考えて見ます。

栄養系ソイルは農業用、園芸用の焼成黒土をアクアリウム用に改良したもの、または流用したもので、黒ボク土いわれる火山灰と腐植から出来ている黒い土を焼き固めて出来ています。
火山灰に含まれるミネラル類と枯れた植物が分解された有機物の栄養(窒素、燐、カリ)が豊富なので栄養系といわれます。

黒ボク土は産地や地層の深さにより火山灰と腐食の割合が異なるので用途に応じて土の採取場所の選択や土のブレンドで適した配合で焼成されます。
逆に言うと栄養系ソイルと言っても産地やブレンドで栄養が多いものから少ないものまで色々なものがあるのです。

黒ボク土は浅い地層から採集できるのでコストが安いので価格を安く出来るのも特徴です

栄養系ソイルをシュリンプ水槽に使用すると含まれる有機物により水槽の水中に有機物やアンモニア、亜硝酸を大量に発生させ一時的にシュリンプが死んでしまう水質になってしまいます。
そこで大量の水換えで初期の過剰な養分を排出し、外部フィルターなどの大きなろ過機でろ過して無害化させる必要が出てきます。

上記を理解しないでシュリンプの飼育を始めないと有機物がアンモニアへ分解され亜硝酸が出ると亜硝酸の毒でシュリンプが全滅してしまう事も少なくありません。

しかしバクテリアや微生物がしっかり繁殖して環境が出来上がるとソイルの養分を餌に底床上にバクテリアや微生物、コケなどシュリンプの餌が豊富に自然発生しシュリンプの繁殖や成長に非常に適した環境になります。
また腐植の一部にはフルボ酸といわれる水溶性の有機酸が含まれるのでシュリンプやバクテリア、微生物の活性化やシュリンプに害を与える雑菌を抑える効果もあります。

栄養系ソイルから出てくる養分を上手くコントロール(ろ過)して水中の有機物濃度は低く底床上はバクテリアや微生物、コケなどが発生している状態を作ることが出来れば、親エビは常に抱卵し稚エビはグングン成長していく爆殖といわれる状態になります。
その為、ブリーダーと言われるシュリンプを大量意繁殖したい人たちの多くは栄養系ソイルを使用しているよういです。


しかし栄養系ソイルを上手くコントロールすることは難しくベテランのブリーダーさんでも常に全ての水槽を爆殖状態で維持できている人は少ないようです。

栄養系ソイル原料の黒ボク土は同じ産地でも少しの場所や深さやの違いで火山灰と腐植のバランスや腐植の有機物濃度が変わるので品質(有機物濃度)のムラが大きい事と、酸性の成分が強いために底床内の環境が悪化しやすく底床の生態系のバランスが崩れやすい事が原因と考えられます

次は吸着系のパフォーマンスタイム(特徴、長所、短所)を書いてみたいと思います。


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posted by Shirakura at 10:58| ソイル選びの基本